1. 地質調査所と燃料選鉱研究所
定次郎の「朝鮮鉱床論」(以下 原著)には、参考文献からの引用や要約が多く含まれています。中でも目立つのが、朝鮮総督府配下の 2 つの外郭機関「地質調査所」と「燃料選鉱研究所」(燃研。旧表記は「燃料選礦研究所」)が発行した資料です。
研究機関 | 活動期間 | 資料名 | 備考 |
---|---|---|---|
地質調査所 | Taisho 7 (1918)
- Showa 20 (1945) |
朝鮮鉱床調査報告 朝鮮鉱床調査要報 朝鮮地質調査要報 地質調査所雑報 朝鮮地質図と説明書 |
|
燃料選鉱研究所 (燃研) |
Taisho 11 (1922)
- Showa 20 (1945) |
燃料試験報告 朝鮮炭田調査報告 選鉱精錬試験報告 |
地質調査所は、それまで鉱務課が約 7 年行なった半島全体の鉱床調査の後、鉱業に限らず土木や水利事業などの各種企業にも基礎的資料を提供できる調査機関を常置する必要から、Taisho 7 (1918) に開設されました(立岩 1976, p.63)。地質図幅の作製、地質系統の編成や修正、炭田などに関連した化石の調査や試験、その他にも土木地質、地下水、温泉等に関する調査や試験も行ないました。燃研が Taisho 11 (1922) に開設されると、炭田に関する調査は一時期 全て地質調査所から燃研に移管されました(立岩 1976, p.71, p.239)。
燃研の設立年と場所(鷺梁津。京釜本線の漢江鉄橋南端付近)には、第一次世界大戦終結後の市価暴落と当時の財閥系商社「鈴木商店」が関連しています。それについては「朝鮮鉱床論 再録版 PDF」の「第 1 編 総論」「第 1 章 朝鮮地質学研究史」「6. 現代(1918 年以降)」への注をご覧下さい。
凡例: ▲=条件付きでオンライン閲覧可(2023 年 5 月現在)。
注: 以下、各リンク先は断りの無い限り「国立国会図書館デジタルコレクション」(以下 NDL)。名称や期間など、ここへ転記時の誤りを含む可能性がありますので、検証なき再利用は お勧めしません。
2. 地質調査所の資料
2.1 朝鮮鉱床調査報告
「朝鮮鉱床調査報告」全 13 巻は、巻番号の順に刊行されたのではなく、下記に示す通り 13 道ごとに順不同で刊行されました。そのうち第 1 巻は「地質調査所」開設以前、「朝鮮総督府 農商工部 商工局 鉱務課」の頃の Taisho 2 (1913) に刊行されました。第 4 巻(咸鏡北道)と第 5 巻(咸鏡南道)の一部は未刊行です(立岩 1976, p.59)。
区分 | 巻 | 副題または各報文名 (下段は旧漢字) |
調査期間 | 発行年月 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
第 1 巻 (平安北道) 1 | 昌城及朔州両郡鉱床調査報文 昌城及朔州兩郡礦床調査報文 |
Meiji 44 (1911) 夏~秋と Taisho 2 (1913) 2 月(昌城郡南部) | Taisho 4 (1915) 3 月 | 「鉱務課」版の再発行? 79 コマ「既刊目録」によると、1 巻 1、2 巻 1、3 巻 1、3 巻 2、10 巻 1 が既刊。 | |
第 1 巻 (平安北道) 2 | 平安北道沿岸地方(定州宣川鉄山龍川ノ四郡及博川郡ノ一部) 平安北道沿岸地方(定州宣川鐡山龍川ノ四郡及博川郡ノ一部) |
Taisho 2 (1913) 2~4 月 | Taisho 10 (1921) 1 月 | ||
第 2 巻 (平安南道) 1 | 价川及順川付近鉱床調査報文 价川及順川附近礦床調査報文 |
Meiji 44 (1911) | Taisho 2 (1913) 3 月 | ||
第 2 巻 (平安南道) 2 | 平安南道鉱床調査報告, 价川郡中西面天王金山鉱床調査報文(第二巻ノ一補遺) 平安南道鉱床調査報告, 价川郡中西面天王金山礦床調査報文(第二卷ノ一補遺) |
Meiji 44 (1911) - Taisho 1 (1912) | Taisho 6 (1917) 3 月 | ||
第 3 巻 (黄海道) 1 | 黄海道西部(黄州鳳山安岳載寧殷栗信川海州瓮津長淵及松禾郡)鉱床調査報文 黄海道西部(黄州鳳山安岳載寧殷栗信川海州瓮津長淵及松禾郡)礦床調査報文 |
Meiji 44 (1911) | Taisho 2 (1913) 3 月 | ||
第 3 巻 (黄海道) 2 | 黄海道東部(谷山遂安新渓及瑞興ノ四郡金川郡ノ大部及平山郡ノ一部)鉱床調査報文, 黄海道鳳山載寧長淵及松禾四郡ノ各一部鉱床調査報告(第三巻ノ一補遺) 黄海道東部(谷山遂安新溪及瑞興ノ四郡金川郡ノ大部及平山郡ノ一部)礦床調査報文, 黄海道鳳山載寧長淵及松禾四郡ノ各一部礦床調査報告(第三卷ノ一補遺) |
Taisho 2 (1913) | Taisho 4 (1915) 3 月 | ||
第 3 巻 (黄海道) 3 | 黄海道南東部(延白郡ノ全部金川平山及海州三郡ノ各一部)鉱床調査報文 黄海道南東部(延白郡ノ全部金川平山及海州三郡ノ各一部)礦床調査報文 |
Taisho 2 (1913) 秋 | Taisho 10 (1921) 1 月 | ||
▲ | 第 5 巻 咸鏡南道ノ1 | 咸鏡南道南部 定平以南一府六郡 鑛床調査報文, 咸鏡南道北部 甲山三水長津ノ各郡並新興豊山二郡ノ一部 鉱床調査報文 咸鏡南道南部 定平以南一府六郡 鑛床調査報文, 咸鏡南道北部 甲山三水長津ノ各郡並新興豊山二郡ノ一部 鑛床調査報文 |
? | Showa 4 (1929) ? | |
▲ | 第 5 巻ノ1 (咸鏡南道) 附圖及表 | 咸鏡南道鉱物分布図,定平金鉱及黒鉛地鉱床分布図,咸鏡南道各鉱山産額表,咸鏡南道鉱種別産額表 咸鏡南道鑛物分布圖,定平金鑛及黒鉛地鑛床分布圖,咸鏡南道各鑛山産額表,咸鏡南道鑛種別産額表 |
? | ? | |
第 5 巻 (咸鏡南道) 1, 附図及表 | 咸鏡南道南部 定平以南一府六郡 鉱床調査報文, 咸鏡南道北部 甲山三水長津ノ各郡並新興豊山二郡ノ一部 鉱床調査報文 咸鏡南道南部 定平以南一府六郡 礦床調査報文, 咸鏡南道北部 甲山三水長津ノ各郡並新興豊山二郡ノ一部 礦床調査報文 |
南部=不明, 北部=Taisho 2 (1913) (中村)~ Showa 2 (1927) (川崎繁太郎 | Showa 4 (1929) 3 月 | やや粗い。 | |
第 6 巻(京畿道)ノ1 | 仁川富川始興金浦江華一府四郡 鉱床調査報文 仁川富川始興金浦江華一府四郡 礦床調査報文 |
Taisho 4 (1915) 5~6 月 | Taisho 6 (1917) 3 月 | 緒言の最後に、かつての この地方の調査(伊木 常誠 Meiji 38 (1905) 9 月、田村 英太郎 Meiji 40 (1907) )について参照先が示されている。 | |
第 6 巻 (京畿道) 2 | 京畿道東部及南部(広州楊州漣川抱川加平楊平驪州利川龍仁安城振威水原始興十三郡)鉱床調査報文, 京畿道北西部(漣川長湍開城坡州高陽楊州及京城一府六郡)鉱床調査報文 京畿道東部及南部(廣州楊州漣川抱川加平楊平驪州利川龍仁安城振威水原始興十三郡)礦床調査報文, 京畿道北西部(漣川長湍開城坡州高陽楊州及京城一府六郡)礦床調査報文 |
東部南部のうち 抱川郡=Taisho 3 (1914) 5 月, 広州郡=Taisho 4 (1915) 6 月, それ以外=Taisho 3 (1914) 10~11 月. 北西部=Taisho 3 (1914) 冬と Taisho 4 (1915) 春 | Taisho 7 (1918) 3 月 | ||
第 7 巻 (江原道) 1 | 江原道北部(通川杆城淮陽金化楊口華川平康鉄原伊川ノ九郡及麟蹄郡ノ北部)鉱床調査報文 江原道北部(通川杆城淮陽金化楊口華川平康鐵原伊川ノ九郡及麟蹄郡ノ北部)鑛床調査報文 |
Taisho 3 (1914) | Taisho 10 (1921) 1 月 | ●付図あり。 | |
第 7 巻 第 2 (江原道 第 2) | - | Taisho 3 (1914) ~Taisho 11 (1922) 末 | Taisho 13 (1924) 2 月 | カラー。巻末に産額表と地質図。緒言に、中村 新太郎による Taisho 3 (1914) 6~7 月と 9 月ないし 12 月の調査を基に、Taisho 11 (1922) 末までの調査報告により増補した旨 書かれている。 | |
第 7 巻 (江原道) 2 | - | (同上) | (同上) | モノクロ。pid/1880255 と同じ版。巻末は地質図、産額表の順。 | |
第 8 巻 (忠清北道) | - | Taisho 4 (1915) ~Taisho 11 (1922) | Taisho 12 (1923) 6 月 | 139 コマから付図。緒言に、中村 新太郎が Taisho 3 (1914) ~Taisho 4 (1915) に踏査し まとめた復命書(つまり報告書)に拠っていて、それ以降 Taisho 11 (1922) までの 調査所ならびに鉱務課員の報告を参照した旨 書かれている。 | |
第 9 巻 (忠清南道) | 忠清南道鉱床調査報文, 稷山金鉱鉱床調査報文 忠淸南道礦床調査報文, 稷山金礦礦床調査報文 |
忠南=Taisho 3 (1914) 7 月, Taisho 4 (1915) 6~7 月, Taisho 5 (1916) 3~6 月 | Taisho 10 (1921) 3 月. 稷山=Taisho 5 (1916) ? | 忠南の調査年月は緒言、稷山の調査年は 135 コマの題名冒頭。巻末 178 コマの他、途中にも図。 | |
第 10 巻 (慶尚北道) 1 | 尚州付近金鉱鉱床調査報文 尚州附近金礦礦床調査報文 |
? | Taisho 2 (1913) 3 月 | ||
第 10 巻 (慶尚北道) 2 | 慶尚北道南東部(奉化英陽盈徳迎日慶州安東義城青松軍威永川慶山清道善山漆谷達城大邱金泉星州及高霊ノ一府十八郡)鉱床調査報文 慶尚北道南東部(奉化英陽盈徳迎日慶州安東義城靑松軍威永川慶山淸道善山漆谷達城大邱金泉星州及高靈ノ一府十八郡)礦床調査報文 |
Taisho 4 (1915) 7~12 月, Taisho 5 (1916) 2~3 月 | Taisho 10 (1921) | 47 コマから付図。 | |
第 10 巻 (慶尚北道) 3 | 慶尚北道北西部 醴泉栄州聞慶ノ三郡及尚州郡ノ一部 鉱床調査報文 慶尚北道北西部 醴泉栄州聞慶ノ三郡及尚州郡ノ一部 礦床調査報文 |
Taisho 4 (1915) 6 月~Taisho 11 (1922) 末 | Taisho 13 (1924) 2 月 | 緒言に、中村 新太郎が Taisho 4 (1915) 6~12 月に踏査し まとめた復命書(つまり報告書)に拠っていて、それ以降 Taisho 11 (1922) 末までの 調査所員の復命書に拠って補足した旨 書かれている。 | |
第 11 巻 (慶尚南道) | 慶尚南道東部(釜山馬山蔚山東莱梁山密陽金海昌原咸安昌寧陜川宜寧及居昌ノ二府十一郡)鉱床調査報文(田村英太郎) 慶尚南道西部(泗川河東固城統営山清咸陽晋州及南海ノ八郡)鉱床調査報文(保科正昭) 慶尚南道釜山府絶影島(牧ノ島)鉱床調査報文(篠原正太郎) 慶尚南道東部(釜山馬山蔚山東莱梁山密陽金海昌原咸安昌寧陜川宜寧及居昌ノ二府十一郡)礦床調査報文(田村英太郎), 慶尚南道西部(泗川河東固城統營山淸咸陽晋州及南海ノ八郡)礦床調査報文(保科正昭), 慶尚南道釜山府絶影島(牧ノ島)礦床調査報文(篠原正太郎) |
東部=Taisho 5 (1916) 5~10 月, 西部=Taisho 5 (1916) 9~10 月と Taisho 6 (1917) 2~3 月, 絶影島=Taisho 6 (1917) 3 月 | Taisho 10 (1921) 1 月 | 57 コマから付図。 | |
第 12 巻 (全羅北道) | - | Taisho 5 (1916) ~Taisho 11 (1922) | Taisho 12 (1923) | 巻末に産額表あり。地質図は別 URL(下記)。緒言に、中村 新太郎が Taisho 5 (1916) 10 月~Taisho 6 (1917) 3 月に踏査し まとめた復命書(つまり報告書)に拠っていて、それ以降 Taisho 11 (1922) 末までの 調査所と鉱務課の復命書に拠って補足した旨 書かれている。 | |
第 12 巻 (全羅北道) 附圖及び附表 | - | - | - | 全羅北道地質圖, 金溝金礦地地質圖(産額表も目次にあるが画像が無い) | |
第 13 巻 (全羅南道) | - | Taisho 5 (1916) 9~10 月, 11~12 月, Taisho 6 (1917) 3~4 月 | Taisho 11 (1922) 3 月 | 82 コマから付図。緒言には、左記調査期間の他に「参考とすべきものは その新古にかかわらず抜摘」した旨 書かれている。 |
以上、「朝鮮鉱床調査報告」。
2.2 朝鮮鉱床調査要報
条件付き閲覧可(▲)の行の発行年月欄は 立岩(1976) p.180~181 によるものです。
区分 | 巻 | 副題または各報文名 | 発行年月 | 備考 |
---|---|---|---|---|
▲ | 第1冊ノ1 | 朝鮮ニ於ケル石炭 | Meiji 45 (1912) 3 月 | |
第1冊 2 | 朝鮮ニ於ケル雲母 | Taisho 5 (1916) 3 月 | ||
第2冊 | 朝鮮鉱物誌 | Taisho 12 (1923) 2 月 | ||
▲ | 第3冊 1 | 石炭乾餾試験報文 | Taisho 13 (1924) | |
▲ | 第3冊ノ2 | 石炭風化試験成績報文 | Showa 2 (1927) | |
▲ | 第3冊ノ3 | 鉱産物分析試験成績報告 | Showa 2 (1927) | |
▲ | 第4冊ノ1 | 慶尚南道統営郡光道面竹林里だいあすぽーあ鉱床調査報文 | Showa 3 (1928) | |
▲ | 第4冊ノ2 | 慶尚北道慶州郡珪藻土調査報文 | Showa 5 (1930) | |
▲ | 第4冊ノ3 | 咸鏡北道富寧郡広長金鉱調査報文 | Showa 6 (1931) | |
▲ | 第4冊ノ4 | 京畿道富川郡永宗面永宗島、三木島及薪仏島、北島面信島、竜游面竜游島ノ一部並文鶴面金鉱調査報文.慶尚南道梁山郡勿禁鉄山鉱床調査報文 | Showa 7 (1932) | |
▲ | 第5巻 | 黄海道海州、信州、松禾、殷栗、載寧、鳳山、瑞興及新溪八郡鉄鉱床調査報文 | Showa 7 (1932) | |
▲ | 第7巻 第1号 | 咸鏡南道端川郡北斗日面陽川里大華陽洞附近に於ける菱苦土鉱鉱床調査報文(木野崎吉郎) | Showa 7 (1932) | |
▲ | 第7巻 第2号 | 黄海道載寧・鳳山及平山郡に於ける蛍石鉱床調査報文(篠原正太郎) | Showa 8 (1933) | |
▲ | 第8巻 | 慶尚南道金海郡・全羅南道海南・珍島及務安郡明礬石鉱床調査報文(木野崎吉郎) | Showa 9 (1934) | |
第9巻 | 古文献に顕はれたる朝鮮鉱産物(川崎繁太郎) | Showa 10 (1935) 3 月 | ||
▲ | 第10巻 | 第1号 平安南道成川郡大谷面石綿鉱床調査報文(波多江信広) 平安北道博川郡及平安南道平原郡雲母鉱床調査報文(木野崎吉郎) | Showa 10 (1935) | |
▲ | 第10巻 | 第2号 咸鏡南道端川郡南斗日面雲松里ニッケル鉱床調査報文(木野崎吉郎) | Showa 10 (1935) | |
▲ | 第11巻 第1号 | 平安南道大同郡及江西郡陶石・長石及磁土鉱床調査報文 (波多江信広) 忠清南道端山郡珪石鉱床調査報文 (山口定) | Showa 11 (1936) | |
▲ | 第11巻 第2号 | 咸鏡南道端川郡西陽山附近菱苦土鉱鉱床調査報文 (木野崎吉郎) 咸鏡北道吉州郡白岩鉱山菱苦土鉱鉱床調査報文 (津田秀郎) | Showa 13 (1938) | |
▲ | 第12巻 第1号 | 咸鏡南道文川郡雲林面佳銀金山調査報文 (木野崎吉郎) | Showa 14 (1939) | |
▲ | 第12巻 第2号 | 平安北道身弥島・炭島及椵島地質及鉱床調査報文 (高橋英太郎) 咸鏡南道定平郡長城鉱山蛍石鉱床調査報文 (宮沢俊弥) 忠清北道永同郡中川深川鉱山蛍石鉱床調査報文 (宮沢俊弥) | Showa 14 (1939) | |
▲ | 第13巻 第1号 | 平安北道義州郡水鎮面石渓鉱山 (銅ニッケル鉱床) 調査報文 (山口定) 平安北道昌城郡田倉面重石鉱床調査報文 (山口定) 平安北道朔州郡外南面銀谷金山 (金・珪石・コルンブ石鉱床) 調査報文 (山口定) | Showa 14 (1939) | |
▲ | 第13巻 第2号 | 慶尚北道英陽郡奉化郡中川明鉱山鉛及亜鉛鉱床調査報文(宮沢俊爾) | Showa 14 (1939) | |
▲ | 第14巻 第1号 | 慶尚北道達城郡嘉昌面小林達城鉱山地質及鉱床調査報文(津田秀郎) | Showa 15 (1940) | |
▲ | 第14巻 第2号 | 咸鏡南道端川郡南斗日面新豊燐山鉱床調査報文(津田秀郎,村越英雄) | Showa 16 (1941) | |
▲ | 第15巻 | 皇紀2600年記念朝鮮鉱物誌(津田秀郎等編) | Showa 16 (1941) | |
▲ | 第16巻 第1号 | 江原道遠南面南屯里菅沼金化鉱山マンガン鉱床調査報文,咸鏡南道豊山郡豊山面梨波里付近の鉄鉱床(木野崎吉郎) | Showa 16 (1941) | |
▲ | 第16巻 第2号 | 京畿道楊平郡雪岳面楊平石綿鉱山鉱床調査報文,黄海道・平山・新渓・信川郡石綿鉱床調査報文(村越英雄) | Showa 17 (1942) | |
▲ | 第17巻 第1号 | 縮尺5万分朝鮮地質図茂朱及安城場図幅金銀鉱長渓図雲母・石綿・水銀鉱床調査報文(津田秀郎) | Showa 18 (1943) |
以上、「朝鮮鉱床調査要報」。
2.3 朝鮮地質調査要報
区分 | 巻 | 副題または各報文名 (下段は旧漢字) |
発行年月 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 平安南道無煙炭層地質調査報文 平安南道無焔炭層地質調査報文 |
Taisho 8 (1919) | ネット公開資料見当たらず(2023 年 5 月現在)。 | |
▲ | 2 | 東萊溫泉調査報文, 東萊溫泉第二囘檢定報文(いずれも駒田亥久雄) 東萊温泉調査報文, 東萊温泉第二回検定報文(いずれも駒田亥久雄) |
Taisho 13 (1924) | |
▲ | 3 | 海雲台・儒城・温陽・信川・安岳および竜岡温泉調査報文、朝鮮主要温泉表、東萊温泉 第三回検定報文、同 第四回検定報文(いずれも駒田亥久雄) 海雲臺・儒城・温陽・信川・安岳および龍岡温泉調査報文、朝鮮主要温泉表、東萊温溫 第三囘檢定報文、同 第四囘檢定報文(いずれも駒田亥久雄) |
Taisho 14 (1925) | 左記のうち、題名の書式は 立岩 (1976) を継承、旧漢字は NDL の書誌情報を継承(温泉の「溫」の表記ゆれ含む)。 |
▲ | 4(1) | 朝鮮ニ於ケル古期中生代ノ植物 |
Taisho 14 (1925) 11 月 | 前半の日本語部分(後半の英語部分は下行 pid/1529929)。*1 |
▲ | 4(1) | BULLETIN ON THE GEOLOGICAL SURVEY OF CHOSEN (KOREA) VOL. IV PT. 1 SOME OLDER MESOZOIC PLANTS IN KOREA | Taisho 14 (1925) 11 月 | 後半の英語部分(前半の日本語部分は上行 pid/1529938)。*1 |
▲ | 4(2) | 朝鮮ニ於ケル古期中生代ノ植物追加(江原道寧越郡盤松層ノ植物化石群, 忠淸南道保寧郡藍浦層ノ植物化石群) | Showa 2 (1927) 3 月 | 前半の日本語部分(後半の英語部分は下行 pid/1529930)。*1 |
▲ | 4(2) | BULLETIN ON THE GEOLOGICAL SURVEY OF CHOSEN (KOREA) VOL. IV PT. 2 ADDITION TO THE OLDER MESOZOIC PLANTS IN KOREA | Showa 2 (1927) 3 月 | 後半の英語部分(前半の日本語部分は上行 pid/1529941)。*1 |
▲ | 4(3) | 朝鮮ニ於ケル古期中生代ノ植物追加其の 2(英文), 図版 I-XVI SECOND ADDITION TO THE OLDER MOSOZOIC PLANTS IN KOREA BY Siegetro KAWASAKI, With Plates I-XVI 朝鮮ニ於ケル古期中生代ノ植物追加其の 2(英文), 圖版 I-XVI |
Showa 14 (1939) 8 月 | 表紙以外は英語。奥付も無く表紙に年月表記がある。*1 |
▲ | 5(1) | 大正十四年七月中旬京城付近ニ於ケル漢江汜濫調査報文(立岩巌, 島村新兵衛, 田村亀太郞, 山沢三造) 大正十四年七月中旬京城附近ニ於ケル漢江汜濫調査報文(立岩巖, 島村新兵衛, 田村龜太郞, 山澤三造) |
Taisho 14 (1925) 10 月 | 左記のうち、現代漢字は人名の「山沢」などを含め 立岩 (1976) を継承、旧漢字は NDL の書誌情報を継承、ただし ここでは報告者の区切りなどの書式は新旧とも変更。 |
▲ | 5(2) | 慶尚南道咸安郡第二咸安水利組合事業地付近地下水調査復命書 慶尚南道咸安郡第二咸安水利組合事業地附近地下水調査復命書 |
Taisho 15 (1926) 3 月 | |
▲ | 6(1) | 朝鮮ニ於ケル平安系の植物(木賊類及楔葉類) | Showa 2 (1927) 8 月 | 前半の日本語部分(後半の英語部分は下行 pid/1529931)。*1 |
▲ | 6(1) | BULLETIN ON THE GEOLOGICAL SURVEY OF CHOSEN (KOREA) VOL. VI THE FLORA OF THE HEIAN SYSTEM PT. 1 EQUISETALES AND SPHENOPHYLLALES BY SHIGETARO KAWAKAKI | Showa 2 (1927) 8 月 | 後半の英語部分(前半の日本語部分は上行 pid/1529942)。*1 この "THE FLORA OF THE HEIAN SYSTEM" は第 6 巻の 1~5 号に共通。「PT. 1」は、号番号ではなく、例えば「Pt. 2」は 2 号と 4 号に亘っている。 |
▲ | 6(2) | 朝鮮ニ於ケル平安系ノ植物 二(図譜) 朝鮮ニ於ケル平安系ノ植物 二(圖譜) |
Showa 6 (1931) 3 月 | 前半の日本語部分(表紙と目次とそれに続く奥付だけ。後半の英語部分は下行 pid/1529932)。*1 本文は第 4 号にある。 |
▲ | 6(2) | THE FLORA OF THE HEIAN SYSTEM Pt. 2 BY SHIGETARO KAWASAKI | Showa 6 (1931) 3 月 | 後半の英語部分(前半の日本語部分は上行 pid/1529950)。*1 題名には明示されていないが、内容は図中に現れる種の一覧と図版だけ。本文(英文)は第 4 号にある。 |
▲ | 6(3) | 朝鮮に於ける平安系の植物 3(英文) THE FLORA OF THE HEIAN SYSTEM Pt. 3 By Shigetaro KAWASAKI and Enzo KONNO |
Showa 7 (1932) 10 月 | 表紙と巻末の奥付だけ日本語。その他は英語。この号から表題が漢字ひらがな表記。 |
▲ | 6(4) | 朝鮮に於ける平安系の植物 2 本文(英文) 附 要略(和文) THE FLORA OF THE HEIAN SYSTEM Part 2 TEXT with Plates CV-CX By Shigetaro KAWASAKI |
Showa 9 (1934) 3 月 | 表紙と続く「既刊目録」と巻末の奥付だけ日本語。その他は英語。種一覧と図版は第 2 号にある。 |
▲ | 6(5) | 朝鮮に於ける平安系の植物 追加(英文) ADDITON TO THE FLORA OF THE HEIAN SYSTEM BY S. KAWASAKI With Plates I-IX |
Showa 14 (1939) 5 月 | 表紙と続く「既刊目録」と巻末の奥付だけ日本語。その他は英語。 |
▲ | 7 | 温井里・朱乙・下朱乙・平山温泉調査報文, 椒井里冷炭酸鉱泉調査報文, 東萊温泉第五回検定報文, 東萊温泉第六回検定報文 温井里・朱乙・下朱乙・平山温泉調査報文, 椒井里冷炭酸鑛泉調査報文, 東萊温泉第五囘檢定報文, 東萊温泉第六囘檢定報文 |
Taisho 15 (1926) 3 月 | 前半の日本語部分(後半の英語部分は下行 pid/1529933)。*1 |
▲ | 7 | BULLETIN ON THE GEOLOGICAL SURVEY OF CHOSEN (KOREA) VOL. VII. THERMAL SPRINGS OF ONSEIRI, SHUOTSU, LOWER SHUOTSU AND HEISAN, AND COLD CARBONDIOXIDATED SPRING OF SHŌSEIRI. | Taisho 15 (1926) 3 月 | 後半の英語部分で、2 つの検定報文を含まない(前半の日本語部分は上行 pid/1529940)。*1 |
▲ | 8(1) | 忠清南道牙山郡温陽温泉調査報文, 平安北道雲山郡温井温泉調査報文, 忠淸北道槐山郡水安堡温泉調査報文, 黄海道甕津郡馬山温泉調査報文 忠淸南道牙山郡溫陽溫泉調査報文, 平安北道雲山郡溫井溫泉調査報文, 忠淸北道槐山郡水安堡溫泉調査報文, 黃海道甕津郡馬山溫泉調査報文 |
Showa 3 (1928) 11 月 | |
▲ | 8(2) | 全羅北道益山郡裡里地下水調査報文, 全羅北道金堤郡進鳳面地下水調査報文, 全羅南道乾海苔製造用水及漁船用水調査報文 全羅北道益山郡裡里地下水調查報文, 全羅北道金堤郡進鳳面地下水調查報文, 全羅南道乾海苔製造用水及漁船用水調查報文 |
Showa 4 (1929) 3 月 | |
▲ | 8(3) | 金剛山楡岾寺温泉調査報文, 安邊郡釈王寺薬水調査報文, 釜山上水道水源調査報文 金剛山楡岾寺温泉調查報文, 安邊郡釋王寺藥水調查報文, 釜山上水道水源調查報文 |
Showa 5 (1930) 6 月 | |
▲ | 9(1) | 慶尚北道八公山山崩調査報文 | Showa 6 (1931) 3 月 | |
▲ | 9(2) | 京城府三清洞及清進洞地下水中「クロール」含有量測定試験報文 京城府三淸洞及淸進洞地下水中「クロール」含有量測定試驗報文 |
Showa 6 (1931) 1 月 | |
▲ | 10(1) | 済州島ノ地質 濟州島ノ地質 |
Showa 6 (1931) 2 月 | 目次情報を見る限り、前半の日本語部分のみの収録らしい(後半の英語部分のタイトルは "BULLETIN ON THE GEOLOGICAL SURVEY OF CHOSEN (KOREA) VOL. X PT. 1. SAISHU VOLCANO BY K. HARAGUCHI" で、図版 1 枚含め 14 ページ分)。 なお、第 10 巻の第 2 号以降は 立岩 (1976) p.157~158 の一覧にも無く、発刊されていないように見える。 |
▲ | 11(1) | 北朝鮮ニ於ケル奧陶紀層序及古生物ノ研究 北朝鮮ニ於ケル奧陶紀層序及古生物ノ硏究 |
Showa 6 (1931) 3 月 | 前半の日本語部分(後半の英語部分は下行 pid/1529934)。*1 |
▲ | 11(1) | BULLETIN ON THE GEOLOGICAL SURVEY OF CHOSEN (KOREA) VOL. XI NO. I. Studies on the Ordovician Stratigraphy and Palaeontology of North Korea with Notes on the Ordovician Fossils of Shantung and Liautung BY TEIICHI KOBAYASHI | Showa 6 (1931) 3 月 | 後半の英語部分(前半の日本語部分は上行 pid/1529949)。*1 第 11 巻の第 2 号以降は 立岩 (1976) p.157~158 の一覧にも無く、発刊されていないように見える。 |
▲ | 12 | 朝鮮東海岸咸鏡南道安邊地方に於ける新期第三紀珪藻(英文) BULLETIN ON THE GEOLOGICAL SURVEY OF TYÔSEN Vol. XII, The Newgene Diatoms from the Ampen District, S.Kankyô-Dô, Eastern Coast of Tyôsen with Plates I-IV By B. V. SKVORTZOV, Harbin Manchoukuo |
Showa 11 (1936) 12 月 |
以上、「朝鮮地質調査要報」。
*1 下記の巻は「英文を主」とする。(立岩 (1976) p.157~158 による。その中「V. 6, No. 2」が 2 つあるが後者は No. 3 の誤り。)
4 巻の 1~3、5 巻の 1~2、6 巻の 1~4、11 巻の 1、12 巻
2.4 地質調査所雑報
区分 | 巻 | 副題または各報文名 (下段は旧漢字) |
発行年月 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 朝鮮に於ける地質及鉱物資源調査沿革 朝鮮に於ける地質及鑛物資源調査沿革 |
Showa 11 (1936) 11 月 | ||
2 | 朝鮮總督府地質調査所要覽 朝鮮総督府地質調査所要覧 |
Showa 12 (1937) 12 月 | ||
3 | 咸鏡南道安邊郡文山面杏峴里珪藻土調査報文, 江原道江陵郡徳方面斗山里珪石鉱床調査報文, 咸鏡南道端川郡北斗日面南別里徳滿嶺鉄鉱床調査報文(要略), 咸鏡北道城津郡鶴西面青鶴洞(小金洞)鉄鉱床調査報文(要略), 以下 予報: 咸鏡北道茂山郡茂山邑附近の鉄鉱床, 咸鏡南道端川郡水下面の鉄鉱床, 咸鏡北道端川郡奧地に新に発見せられたる菱苦土鉱々床 咸鏡南道安邊郡文山面杏峴里珪藻土調査報文, 江原道江陵郡徳方面斗山里珪石鑛床調査報文, 咸鏡南道端川郡北斗日面南別里徳滿嶺鐵鑛床調査報文(要略), 咸鏡北道城津郡鶴西面青鶴洞(小金洞)鐵鑛床調査報文(要略), 以下 豫報: 咸鏡北道茂山郡茂山邑附近の鐵鑛床, 咸鏡南道端川郡水下面の鐵鑛床, 咸鏡北道端川郡奧地に新に發見せられたる菱苦土鑛々床 |
Showa 13 (1938) 2 月 | ||
4 | 京畿道江華郡乶音島ヴァナヂウム=チタン磁鉄鉱鉱床調査 京畿道江華郡乶音島ヴァナヂウム=チタン磁鐵鑛鑛床調査 |
Showa 14 (1939) 2 月 | ||
5 | 咸鏡南道端川郡南斗日面新豊里燐鉱床調査予報, 全羅南道木浦府付近砂金地調査報文, 全羅南道羅州郡徳蔭鉱山調査概報, 全羅北道鎭安郡鎭安富貴鉱山調査概報, 慶尚南道咸安郡龍藏金山, 黄海道安岳邑付近のセリウム(褐簾石)鉱床, 咸鏡北道城津郡鶴西面青鶴洞(小金洞)の鉄鉱床, 江原道平康郡南面佳谷里の泥炭 咸鏡南道端川郡南斗日面新豐里燐鑛床調査豫報, 全羅南道木浦府附近砂金地調査報文, 全羅南道羅州郡徳蔭鑛山調査概報, 全羅北道鎭安郡鎭安富貴鑛山調査概報, 慶尚南道咸安郡龍藏金山, 黄海道安岳邑附近のセリウム(褐簾石)鑛床, 咸鏡北道城津郡鶴西面靑鶴洞(小金洞)の鐵鑛床, 江原道平康郡南面佳谷里の泥炭 |
Showa 14 (1939) 11 月 | 原文の目次にある「全羅南道鎭安郡」は誤りで ここでは「全羅北道鎭安郡」に訂正した。本文中は正しく「全羅北道」と書かれている。この郡は同道の中心付近にあり、他道に属した形跡は見当たらない。 | |
8 | 平安北道熙川通信タングステン鉱山調査報文, 同道碧潼郡吾北面北上洞鉄鉱床調査報文, 同道江界郡外貴面重晶石鉱床調査報文, 同道義州郡古館面三延鉱山及古館鉱山重晶石鉱床調査報文, 平安北道江界郡江界邑古堂洞の鉄鉱床, 同道同郡従南面五峰鉱山の水鉛鉱床, 昭和 15 年朝鮮地質鉱物文献目録 平安北道熙川通信タングステン鑛山調査報文, 同道碧潼郡吾北面北上洞鐵鑛床調査報文, 同道江界郡外貴面重晶石鑛床調査報文, 同道義州郡古館面三延鑛山及古館鑛山重晶石鑛床調査報文, 平安北道江界郡江界邑古堂洞の鐵鑛床, 同道同 郡從南面五峰鑛山の水鉛鑛床, 昭和 15 年朝鮮地質鑛物文獻目録 |
Showa 16 (1941) 3 月 | ||
9 | 平安北道義州郡玉尚面玉尚鉱山黒鉛鉱床調査報文, 平安南道中和郡祥原面大井鉱山蛍石鉱床調査報文, 咸鏡北道吉州郡暘社面ブルース石鉱床調査報文, 中華民国河北省遷安県桃林口及密雲県九連庄付近地質鉱床調査概報, 平安北道江界郡従西面従浦洞のタングステン鉱床, 同道碧潼郡吾北面北上洞の含黄鉄鉱電気石石英岩 平安北道義州郡玉尚面玉尚鑛山黒鉛鑛床調査報文, 平安南道中和郡祥原面大井鑛山螢石鑛床調査報文, 咸鏡北道吉州郡暘社面ブルース石鑛床調査報文, 中華民國河北省遷安縣桃林口及密雲縣九連庄附近地質鑛床調査概報, 平安北道江界郡從西面從浦洞のタングステン鑛床, 同道碧潼郡吾北面北上洞の含黄鐵鑛電氣石石英岩 |
Showa 16 (1941) 3 月 | ||
10 | 平安南道价川郡价川面玉田重晶石鉱床調査報文(予報), 朝鮮産岩石分析表, 慶尚北道聞慶炭田視察報告, 江原道寧越炭田視察報告, 平安北道江界郡化京面津坪洞の黒鉛鉱床, 同道義州郡州内面浅山石綿鉱山, 自第 1 号至第 10 号総目録索引 平安南道价川郡价川面玉田重晶石鑛床調査報文(豫報), 朝鮮産岩石分析表, 慶尚北道聞慶炭田視察報告, 江原道寧越炭田視察報告, 平安北道江界郡化京面津坪洞の黒鉛鑛床, 同道義州郡州内面淺山石綿鑛山, 自第 1 號至第 10 號總目録索引 |
Showa 0 (1925) X 月 | 原文の表紙中は「寧越炭礦」(現代漢字なら「炭砿」)とあるが、本文中の大見出しは「炭田」なので ここでは「炭田」に統一した。ただし、本文中には「寧越炭礦」という小見出しもあり、区別しようとしているようにも見える。いずれにしても表紙と大見出しの相違は誤り。 | |
11 | 江原道淮陽郡安豊面城洞里豊良鉱山重晶石鉱床調査報文, 同道伊川郡東面定洞里の重晶石鉱床調査報文, 平安南道龍岡郡平安重晶石多美鉱山鉱床調査報文, 忠清南道瑞山郡大山面聖興鉱山重晶石鉱床概査報告, 全羅北道沃溝郡米面鉄鉱及藍晶石鉱床概査報告, 忠清南道瑞山郡浮石面翠坪里紅桂石鉱床調査報告, 京畿道漣川郡朔寧面笛音里及山谷洞付近鋼玉石鉱床調査報文, 忠清北道堤川郡寒水面松界里リシア雲母鉱床調査報文, 第 4 囘鮮満北支地質懇話会記事, 昭和 16 年 朝鮮地質鉱物文献目録 江原道淮陽郡安豊面城洞里豊良鑛山重晶石鑛床調査報文, 同道伊川郡東面定洞里の重晶石鑛床調査報文, 平安南道龍岡郡平安重晶石多美鑛山鑛床調査報文, 忠淸南道瑞山郡大山面聖興鑛山重晶石鑛床概査報告, 全羅北道沃溝郡米面鐵鑛及藍晶石鑛床概査報告, 忠淸南道瑞山郡浮石面翠坪里紅桂石鑛床調査報告, 京畿道漣川郡朔寧面笛音里及山谷洞附近鋼玉石鑛床調査報文, 忠淸北道堤川郡寒水面松界里リシア雲母鑛床調査報文, 第 4 囘鮮滿北支地質懇話會記事, 昭和 16 年 朝鮮地質鑛物文獻目録 |
Showa 17 (1942) 6 月 | ||
12 | 江原道通川郡重鼎鉱山緑柱石鉱床調査報文(概報), 忠清南道論山郡及大徳郡並忠清北道清州郡藍晶石紅柱石鉱床調査報文, 咸鏡北道鶴城郡鶴西面酸性白土調査報文(予報), 咸鏡南道永興郡徳興面ベントナイト樣粘土調査報文(予報), 同端川郡水下面上農鉱山電気石(硼鉱)調査報文, 江原道鉄原郡鉄原邑及寅目面珪藻土調査報文, 全羅南道霊岩郡㸿川鉱山明礬石鉱床調査報文(概報), 咸鏡南道端川郡新豊燐山付近の石炭層に就て, 石膏の新産地, 朝鮮に於ける珪藻土鉱床の概要, 地質談話会 12 月例会記事 江原道通川郡重鼎鑛山緑柱石鑛床調査報文(概報), 忠淸南道論山郡及大徳郡並忠淸北道淸州郡藍晶石紅柱石鑛床調査報文, 咸鏡北道鶴城郡鶴西面酸性白土調査報文(豫報), 咸鏡南道永興郡徳興面ベントナイト樣粘土調査報文(豫報), 同端川郡水下面上農鑛山電氣石(硼鑛)調査報文, 江原道鐵原郡鐵原邑及寅目面珪藻土調査報文, 全羅南道靈岩郡犢川鑛山明礬石鑛床調査報文(概報), 咸鏡南道端川郡新豊燐山附近の石炭層に就て, 石膏の新産地, 朝鮮に於ける珪藻土鑛床の概要, 地質談話會 12 月例會記事 |
Showa 18 (1943) 5 月 |
以上、「地質調査所雑報」。
2.5 朝鮮地質図と説明書
3. 燃料選鉱研究所の資料
3.1 燃料試験報告
3.2 朝鮮炭田調査報告
3.3 選鉱精錬試験報告
燃料選鉱研究所が発行した「選鉱製錬試験報告」(旧表記「選礦製煉試驗報告」)には、「第 x 回」という発行番号と、副題が付いています。その副題から判るように、燃料に限らず当時需要のあった幅広い資源を扱っていて、背景説明が各書の「緒言」などにあります。
回 | 副題(下段は旧漢字) | 発行年 | 備考 |
---|---|---|---|
1 | 酸化コバルト製錬試験 酸化コバルト製煉試驗 |
Showa 2 (1927) 7 月 | |
2 | 土状黒鉛選鉱試験 土状黑鉛選鑛試驗 |
Showa 2 (1927) 7 月 | |
3 | 低品位カラミン鉱の選鉱試験 低品位カラミン鑛の選鑛試驗 |
Showa 2 (1927) 7 月 | |
4 | 鉛亜鉛混合硫化鉱の選鉱試験報告 鉛亞鉛混合硫化鑛の選鑛試驗報告 |
Showa 3 (1928) 12 月 | |
5 | 金銀鉱の選鉱製錬試験報告 金銀鑛の選鑛製煉試驗報告 |
Showa 4 (1929) 2 月 | |
6 | 金銀鉱の選鉱製錬試験報告 金銀鑛の選鑛製煉試驗報告 |
Showa 4 (1929) 9 月 | |
7 | 朝鮮に於ける礬土鉱概要調査 朝鮮に於ける礬土鑛概要調査 |
Showa 5 (1930) 6 月 | |
8 | 鑛産物分析試驗成績報告(其ノ一) 鑛産物分析試驗成績報告(其ノ一) |
Showa 6 (1931) 3 月 | |
11 | 鉱産物分析試験成績報告(其ノ二) 鑛産物分析試驗成績報告(其ノ二) |
Showa 6 (1931) 10 月 | |
12 | 金銀鉱の選鉱製錬試験報告 金銀鑛の選鑛製錬試驗報告 |
Showa 6 (1931) 10 月 | |
13 | 金銀鉱の選鉱製錬試験報告 金銀鑛の選鑛製錬試驗報告 |
Showa 7 (1932) 11 月 | |
15 | 鉱産物分析試験成績報告(其ノ四) 鑛産物分析試驗成績報告(其ノ四) |
Showa 8 (1933) 8 月 | |
16 | 金銀鉱の選鉱製錬試験報告 金銀鑛の選鑛製錬試驗報告 |
Showa 9 (1934) 1 月 | |
17 | 金銀鉱の選鉱製錬調査報告 金銀鑛の選鑛製錬調査報告 |
Showa 9 (1934) 3 月 | 他の「試験報告」と異なり、これは「調査報告」。*1 |
18 | 金粒の浮遊度及び硫化鉱物の其れに及ぼす影響に関する実験及カラミン鉱の選鉱試験報告 金粒の浮游度及び硫化鑛物の其れに及ぼす影響に關する實驗及カラミン礦の選礦試驗報告 |
Showa 9 (1934) 9 月 | |
19 | 鉱産物分析試験成績報告(其ノ五) 鑛産物分析試驗成績報告(其ノ五) |
Showa 9 (1934) 10 月 | |
21 | 明礬石より「アルミニウム」製造試験及び明礬石の浮遊選鉱試験 明礬石より「アルミニウム」製造試驗及び明礬石の浮遊選鉱試験 |
Showa 10 (1935) 3 月 | |
22 | 鉱産物分析試験成績報告(其ノ六) 鑛産物分析試驗成績報告(其ノ六) |
Showa 10 (1935) 6 月 | |
23 | 金銀鉱の選鉱製錬試験報告 金銀鑛の選鑛製錬試驗報告 |
Showa 10 (1935) 11 月 | |
24 | 金銀鉱の選鉱製錬試験報告 金銀鑛の選鑛製錬試驗報告 |
Showa 10 (1935) 11 月 | |
25 | 鉱産物分析試験成績報告(其ノ七) 鑛産物分析試驗成績報告(其ノ七) |
Showa 11 (1936) 9 月 | |
26 | 金銀鉱の選鉱製錬試験報告 金銀鑛の選鑛製錬試驗報告 |
Showa 12 (1937) 1 月 | |
27 | 金銀鉱の選鉱製錬調査報告 金銀鑛の選鑛製錬調査報告 |
Showa 12 (1937) 11 月 | 他の「試験報告」と異なり、これは「調査報告」。*1 |
28 | 茂山鉄鉱の選鉱試験 鉄鉱の浮遊選鉱試験 茂山鐵鑛の選鑛試驗 鐵鑛の浮游選鑛試驗 |
Showa 12 (1937) 11 月 | |
30 | 貧鉄鉱の選鉱試験報告 貧鐵鑛の選鑛試驗報告 |
Showa 13 (1938) 9 月 | |
31 | 鉱産物分析試験成績報告(其ノ九) 鑛産物分析試驗成績報告(其ノ九) |
Showa 13 (1938) 11 月 | |
32 | 朝鮮金鉱石の研究 朝鮮金鑛石の研究 |
Showa 14 (1939) 3 月 | |
33 | 金銀鉱の選鉱製錬試験報告 金銀鑛の選鑛製錬試驗報告 |
Showa 15 (1940) 2 月 | |
34 | 鉱産物分析試験成績報告(其ノ十) 鑛産物分析試驗成績報告(其ノ十) |
Showa 15 (1940) 3 月 | |
35 | 優先浮選試験報告 優先浮選試驗報告 |
Showa 15 (1940) 3 月 | |
36 | 端川産燐灰石の浮遊選鉱試験 端川産燐灰石の浮游選鑛試驗(1) |
Showa 16 (1941) 5 月 | |
37 | 朝鮮産鱗状黒鉛の浮遊選鉱試験 朝鮮産鱗状黑鉛の浮游選鑛試驗(1) |
Showa 16 (1941) 5 月 | |
38 | 灰重石の浮遊選鉱試験 灰重石の浮游選鑛試驗(1) |
Showa 16 (1941) 5 月 | |
39 | 朝鮮産特殊鉱物の選鉱法(1)鉛、亜鉛 朝鮮産特殊鑛物の選鑛法(1)鉛、亞鉛 |
Showa 18 (1943) | 国会図書館内限定 |
40 | 朝鮮産特殊鉱物の選鉱法(2)鉄鉱 朝鮮産特殊鑛物の選鑛法(2)鐵鑛 |
Showa 18 (1943) ? | 国会図書館内限定 |
41 | 朝鮮産特殊鉱物の選鉱法(3)硫化鉄 朝鮮産特殊鑛物の選鑛法(3)硫化鐵 |
Showa 18 (1943) ? | 国会図書館内限定 |
42 | 朝鮮産特殊鉱物の選鉱法(4)タングステン 朝鮮産特殊鑛物の選鑛法(4)タングステン |
Showa 18 (1943) 6 月 | |
43 | 朝鮮産特殊鉱物の選鉱法(5)水鉛 朝鮮産特殊鑛物の選鑛法(5)水鉛 |
Showa 18 (1943) ? | 国会図書館内限定 |
44 | 朝鮮産特殊鉱物の選鉱法(6)燐鉱 朝鮮産特殊鑛物の選鑛法(6)燐鑛 |
Showa 18 (1943) ? | 国会図書館内限定 |
45 | 朝鮮産特殊鉱物の選鉱法(7)黒鉛 朝鮮産特殊鑛物の選鑛法(7)黑鉛 |
Showa 18 (1943) 6 月 | |
46 | 朝鮮産特殊鉱物の選鉱法(8)蛍石 朝鮮産特殊鑛物の選鑛法(8)螢石 |
Showa 18 (1943) ? | 国会図書館内限定 |
*1 金銀などの「試験報告」では鉱山毎に主に複数の処理系統で試した採収成績を比較して最良の方法を模索しているのに対し、「調査報告」では稼行中の設備、成績、人員などを示しています。